ドラマ以上の野球は存在するのか!? 練習試合1勝(10敗)チームの快進撃の秘密を教えます!!

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ガウス

こんにちは!のせTです。今回は、新人戦も終わりましたので、その結果を伝えます!
そこには、まさかの結末が待ち受けていました!

我がチームの新人戦が先週末に終了しました。まさかの結末が・・・
「事実は小説より奇なり」という言葉があるように、練習試合わずか1勝(10敗)のチームが地区大会ベスト8進出の快進撃!
準々決勝も、準優勝チーム相手に最終回まで2-1で勝っているという展開。
7回裏にサヨナラ負けになりましたが、堂々とした戦いぶりに、選手はしっかりとした手応えを感じていました。

この記事を書いているのせTです!

  • 小学3年生で野球を始め、中学、高校と野球を野球を続ける。
    東京の国立大学に進学し野球指導と麻雀に没頭する。現在も草野球で活躍(?)中。
  • 元中学校教師、現在は中学野球専任監督で4チーム目
  • 新採用から中学軟式野球の指導者を続けており、2023年で21年目。
  • 主な戦歴【文部科学大臣杯第12回全日本春季軟式野球大会出場/第39,42回北信越大会出場/第21回全日本軟式野球大会北信越ブロック大会出場】
men playing baseball in stadium
Photo by Martin Péchy on Pexels.com

やればできるじゃん!!

保護者もコールド負けを覚悟していましたが、まさかの展開にびっくり。
次へのステップを楽しみにしておられました。

なぜ、練習試合1勝(10敗)のチームがこれほどまでの成長を遂げたのか

ガウス

さて、まず我が新チームのチーム状況と戦績を紹介しておきます。

中2年3名(男子2名と女子1名) 中1年7名の計10名のチームです。
上級生が少なく、バッテリーは1年生のチームです。
これまでの戦績は1勝10敗1分
勝率は1割(10パーセント)。チーム打率は1割5分。1試合にヒットは約3本しか打てません。
チーム出塁率は2割9分。新チーム発足時はほとんどのチームが四球が多いのですが、出塁率は3割に届かないという得点力が低いチームです。
投手は4人いて、防御率は4人とも10点を超えます。与四死球率も5.7でとても高いです。
負けパターンの試合展開は、我がチームの投手が四死球連発で、そこにエラーも絡み序盤に大量失点
序盤で試合が決まってしまい、我がチームの攻撃は3者凡退がほとんど。
たまに走者を出しても、バントミス、走塁ミスでチャンスを潰してしまう。
負け試合のほとんどが0-7以上の大差での負け
21イニング無得点という不名誉は記録もありました。

ガウス

試合をするたびに無得点のコールド負けという、見るも無惨な試合ばかりで、選手も指導者も心が折れかけていました
自虐的な話ばかりでしたが、本当につらい日々でした。

新人戦が始まるときのチーム目標は「まず1勝!」サブタイトルは「コールド負けしない!!」

そんなチームがなぜ、新人戦でベスト8進出で、準優勝チームに最終回まで2-1で勝っていたのか。

目次

勝利の要因①「くじ運」

中学軟式野球は、指導者が大会組み合わせのくじをひきます。
全身全霊をかけたくじ引きの結果!1回戦はシード!!(引きが強い!!)
2回戦からの出場で、相手チームは初心者が6人、経験者が4人の計10人のチーム!
チーム状況がうちとよく似ています。これはいい試合ができるぞ。しかし、油断大敵。
勝てそうな相手だと思った瞬間、足元をすくわれるのが野球。
「勝ちたい!」という強い気持ちをもって初戦に挑みました!

なんだ、ここまでひっぱって、結局、くじ運かよ

と思った方もいると思います。

くじ運も実力です。

努力しているチーム、全力で練習しているチーム、野球を心から愛しているチームにしか運は味方してくれません
心が折れそうなときも、努力を続けてきた我々に野球の女神は微笑んでくれたのかなと思っています。

勝利の要因②「初回の攻防が明暗をわけた」

先攻は我がチーム。相手チームは初心者が多いけれど、相手バッテリーは2年生で速球派の投手
案の定、うちの1番も2番も、三振にうちとられ、あっという間に2アウト
そこから3番四球で盗塁と暴投で2アウト3塁のチャンス!
そこで4番がレフトフライを打ちあげ、3アウトチェンジかと思われたが相手レフトが落球。
転がり込む形で1点を先制しました!そこから相手投手が崩れ、四球やエラーで2アウトから4点を先制しました。
その裏の守りは、2アウトを簡単にとりましたが、相手3番打者(エースの子)にセンターオーバーのランホー(ランニングホームラン)を打たれ1失点
いつもの練習試合なら、ここで四球やエラーが続き、相手と同じような展開になってしまう。
しかし、この試合は次の打者をカウント2-2から三振にうちとって1失点で終わりました。
相手に付き合わず、自分たちに流れを引き寄せその後は毎回得点をあげ12-1の4回コールドで勝利をあげました!!(なんと我がチームは2安打のみ!!)

勝利の要因③「大会1勝で、めちゃくちゃレベルアップ」

次の相手は優勝候補のチーム(部員23名でレギュラーはオール2年生)。
8月下旬に練習試合をしましたが0-7、0-11の惨敗でした。
試合が始まると、うちの選手たちは格段にレベルアップしていました
初回に相手1番打者に3塁打を打たれ1失点しましたが、そのままズルズルいかず、うちの1年生バッテリーは3者凡退の山を築きました。
四球もなくエラーもなく、3、4、5、6回と4イニング連続三者凡退にしました。
練習試合で三者凡退でおさえることは、ほとんど見たことがないのに、大会で優勝候補相手に、こんなすばらしい野球ができるなんて!!
感動でした。
セカンドがダイビングキャッチでアウトにしたり、ヒットも6回で5本出たりと、今まででは想像できない見事な試合内容でした。

攻撃の方は、相手エラーを皮切りに5回に1得点。6回に2アウト2塁からライト前タイムリーで2点目
最終回を残して2-1の逆転に成功しました。あとアウト3個で準決勝進出!!まさかの大金星がそこまで来ていました。

しかし、野球はそんなに甘いものではありませんでした。
最終回に相手3番打者をストレートの四球で歩かせてしまうと、相手ベンチは大盛り上がり。
まるでサヨナラ勝ちをおさめたかのような雰囲気に

その雰囲気の中、続く4番打者には、左中間を破る同点3塁打、さらに5番打者には右中間にサヨナラヒットを打たれ、新人戦は幕を閉じました。

試合後、選手はくやしさと確かな手応えを感じていました。

ガウス

俺たちは、まだまだやれる!!

試合後のミーティングでは泣いている2年生もいましたが、自分たちを信じて練習していけば、まだまだ伸びる!伸びしろしかないチームだと、みんなで確認しました。

まとめ

  1. くじ運も実力野球の女神が微笑んでくれたるのはひたむきに努力しているチーム
  2. 初回の攻防が明暗をわける。レベルが同じようなチームは初回に流れをつかむことで、自分たちの野球ができる。
  3. 大会で勝つことは、最高の経験値。1球ごとに選手はレベルアップしていく。

それでは、本日の野瀬塾は、ここまでです。また、お会いしましょう。ありがとうございました!

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