中学軟式野球の地域スポーツクラブの中体連大会への参加条件を徹底解説!

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ガウス

こんにちは!のせTです!
今回は、次第に明らかになりつつある「地域スポーツクラブ」の
軟式野球の中体連大会への参加条件を解説します!

この記事を書いているのせTです!

  • 小学3年生で野球を始め、中学、高校と野球を野球を続ける。
    東京の国立大学に進学し野球指導と麻雀に没頭する。現在も草野球で活躍(?)中。
  • 元中学校教師、現在は中学野球専任監督で4チーム目
  • 新採用から中学軟式野球の指導者を続けており、2023年で21年目。
  • 主な戦歴【文部科学大臣杯第12回全日本春季軟式野球大会出場/第39,42回北信越大会出場/第21回全日本軟式野球大会北信越ブロック大会出場】

こちらが中学軟式野球の文書です!

日本中体連より

日本中体連から公表されている文書です。
難しい内容もあるので、1つの項目ごとに解説していきます!

目次

日本中体連が示した参加規定を遵守している

最初の項目は、全中の開催要項に明記されているものです。
こちらは、中学校でもクラブチームでも、当たり前の内容なので、ほとんどのチームは大丈夫です
1つ気をつけなければいけないのは、全日本の全国大会(横浜スタジアム)に出場するチームは、中体連の全中には出場できないルールになっています。

2022年開催の全中軟式野球の参加規定(全中HPより)

(1) 参加者は、都道府県中学校体育連盟加盟の中学校に在籍し、当該競技要項により全国大会参
   加資格を得た者に限る。
(2) 年齢は、平成19年(2007年)4月2日以降に生まれた者に限る。
(3) 前項以外の生徒が参加を希望する場合は、令和4年6月30日までに、都道府県中学校体育
   連盟を通して、(公財)日本中学校体育連盟に申し出ること。
(4) ブロック大会で出場権を得た1校単位で組織するチームとする。また、開催地は1チームの
   参加を認める。但し、「全国中学校体育大会複数校合同チーム参加規程」に基づき、複数校合同
   チームでの参加ができる。
   また、全日本少年軟式野球大会に参加申込み(登録)した選手は、本大会に参加することは
   できない
(5) 1チームの編成は、監督(引率責任者)1名、選手18名以内(スコアラーを含む)とする。
   また、この他に教員を2名追加することができる。但し、外部指導者(コーチ)が入る場合は
   1名とし、計21名以内とする。なお、監督は背番号30、コーチは29番、28番をつける
   ものとする。
(6) 令和4年度全国中学校体育大会の他競技(夏季大会)に出場していない者。
(7) 参加資格の特例
 ① 学校教育法134条の各種学校(1条校以外)に在籍し、都道府県中学校体育連盟の予選
 大会に参加を認められた生徒であること。
 ② 参加を希望する各種学校は以下の条件を具備すること。
 1) 全国大会の参加を認める条件
  ア (公財)日本中学校体育連盟の目的及び永年にわたる活動を理解し、それを尊重す
    ること。
  イ 生徒の年齢及び修業年限が我が国の中学校と一致している単独の学校で構成され
   ていること。
  ウ 参加を希望する学校にあっては、運動部活動が教育活動の一環として、日常継続的
   に当該校顧問教員の指導のもとに、適切に行われていること。
 2) 全国大会に参加した場合に守るべき条件
  ア 全国大会開催基準を守り、出場する競技種目の大会申し合わせ事項等に従うととも
   に、大会の円滑な運営に協力すること。
  イ 全国大会参加に際しては、責任ある当該校校長・教員または部活動指導員が生徒を
   引率すること。また、万一の事故発生に備え、傷害保険等に加入するなどして、万全
   の事故対策を立てておくこと。
  ウ 大会開催に要する経費については、必要に応じて応分の負担をすること。
(8) 個人情報の取り扱い(利用目的)
  大会の主催者は、個人情報保護に関する法令を遵守し、(公財)日本中学校体育連盟「個人情報
 保護方針・規定」に基づき、取得する個人情報について適正に取り扱う。また、取得した個人
 情報は競技大会の資格審査・競技大会運営上必要なプログラム編成及び作成・ホームページ・
 掲示板・報道発表・記録発表(記録集)等、その他競技運営及び競技に必要な連絡等に利用す
 る。大会に参加する各選手はこれに同意する。

継続的に活動し、都道府県軟式野球連盟に加盟している

都道府県軟式野球連盟への加盟も、本県では下の用紙を1枚提出すれば大丈夫です。
加盟料が必要な都道府県がほとんどだですが、用紙を提出すれば登録できるので簡単ですね。

野球連盟のHPにあります

「継続的に活動し」という条件も、どのチームも練習や試合をしているので、絶対に大丈夫な条件です。

さて、ハードルが高いのが次の条件です!!

指導者は以下に示すいずれかの資格を保有している

  1. 日本スポーツ協会公認コーチ1(軟式野球)
  2. 日本スポーツ協会公認コーチ3(軟式野球)
  3. ③BFJ公認野球指導者基礎Ⅰ(U-15)
    ※監督の保有を必須とするが、保有していない場合には、代表者、コーチのうち最低1名の保有を必須とする

地域クラブチーム内の指導者1人以上が、上の①~③の資格を1個以上取得していなければいけません
今までは、中学軟式野球の指導者でこのような資格をもっている人はほとんどいないのではないでしょうか?
私は、何1つ持っていません。(もしかして私だけもっていないのか!?)
年に1回開催される県軟式野球連盟主催の研修会に参加するくらいでした。
他競技から見ると、何も資格をもっていない者が指導している現状が変なのかもしれません。
今後、我々中学教員も資格取得の義務化になるかもしれませんね。
では、一つずつ解説していきます。

日本スポーツ協会公認コーチ1(軟式野球)

JSOP HPより

共通科目45時間の講習。野球専門科目20.5時間。計65.5時間の講習を受けなければいけません
さらに、講習会最後に、検定レポートを提出しなければいけません。
そして、講習費用が総額50,400円必要です。
この資格は4年間有効で、資格を更新しようとするときには資格有効期限の6か月前までに、最低1回は、全日本軟式野球連盟が定める研修又は日本スポーツ協会(都道府県体育・スポーツ協会が実施する研修会を含むが実施する(認める)研修を受けなければならない。」と決められています。

日本スポーツ協会公認コーチ3(軟式野球)

JSOP HPより

こちらの資格は先ほどの資格よりも、取得するのにハードで費用を高いです。
共通科目150時間の講習。野球専門科目60時間。計210時間の講習を受けなければいけません。
さらに、講習会最後に、検定レポートを提出しなければいけません。
そして、講習費用が総額97,900円必要です。
この資格は4年間有効で、資格を更新しようとするときには「資格有効期限の6か月前までに、
最低1回は、全日本軟式野球連盟が定める研修又は日本スポーツ協会(都道府県体育・スポーツ協会が実施する研修会を含む)が実施する(認める)研修を受けなければならない。」と決められています。

②の日本スポーツ協会公認コーチ3の資格は、講習会でコーチたちへの指導ができる資格なので、講習時間も長いですし、費用も高価です。
いわゆる指導者のための指導者ですね!
現実的には、①の日本スポーツ協会公認コーチ1を取得するのが適切ですね

BFJ公認野球指導者基礎Ⅰ(U-15)

名 称:  公認野球指導者 基礎I U-15
認定者:  一般財団法人全日本野球協会
主な対象: 13~15歳頃の選手(硬式/軟式)の指導者、指導者を目指す方
テキスト: 公認野球指導者 基礎I U-15 テキスト

【公認野球指導者基本理念】 
「野球の指導を通じ、健やかで夢のある豊かな社会づくりに貢献する」

【カリキュラム内容】

  1. スポーツマンシップ
  2. 「ティーチングとコーチング」
  3. 体罰・暴力・ハラスメントの根絶
  4. リスクマネジメント/安全管理
  5. 指導者に必要な医学的知識
  6. 実技-守備(送球・投球、捕る)の指導
  7. 実技-攻撃(打つ、走る)の指導
    1~3は「公認野球指導者基礎I U-12」と同内容。このため「公認野球指導者基礎I U-12」の資格保有者は受講が免除される。

資格有効期間: 4年間
登録料: 10,000円/4年間
更 新: 3年半経過までに必要な講習を受け、手続きを行うことで4年間の更新が可能

この資格の講習はオンラインで開催されており、2023年2月末までが申し込み締め切りです。(延長される可能性あり)
受講料は4,000円とさきほどの2つの資格と比べると、かなりお安いですね。
登録料などすべて合計すると14,000円はかかります。
私なら「BFJ公認野球指導者基礎Ⅰ(U-15)」を取得します!
オンラインで、費用も安くすみますからね!

大会運営、審判員派遣の依頼に対応できる人員を確保している

※審判員については「一般財団法人全日本野球協会 アマチュア野球規則委員会公認3級審判員」以上の保有を必須とする。

公認3級審判」というのは各都道府県軟式野球連盟にある審判員に登録し、講習を受ければ取得できる資格です。
野球の審判をしてみようという方が、最初に手続きする内容なので簡単です。
講習費用は、各都道府県によって異なります。ほとんどの都道府県は数千円の費用です。

まとめ

今回、解説したのは、あくまでも中学軟式野球の地域スポーツクラブの中体連大会への参加条件です。
全軟の大会には、地域スポーツクラブも現存のクラブチームと同じ扱いで、簡単に出場できます。

他の競技ではさらに厳しい条件があったり、逆に「細則は定めない」と1行で終わっている競技もあります。(うらやましい)

  • 地域スポーツクラブの軟式野球チームは指導者の資格が必要。
  • 中学校として大会に参加する場合には、資格は必要なし。(2023年1月時点)
  • 資格をとったり、費用が必要だったりで面倒なので、地域スポーツクラブが立ち上がるのか心配。。。

それでは、今回の野瀬塾はここまでです!また、お会いしましょう!

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