名将と言われる監督は、試合中に何を考え、どう行動しているのか!?

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ガウス

こんにちは!のせTです。仕事が忙しく、新人戦も近い今日この頃!なかなかブログを更新できないことに罪悪感を感じていますが、頭の中では、いろいろ記事について思考をめぐらせています!今日はこのテーマです。

名監督は試合中に何を考え、どのような行動をしているのか!?
試合中は、指導者はとても忙しいですよね。特に小中学生の指導者は、選手が未熟なことが多く、自分で指示を出さないといけないことが多々あります。そこで今回は、指導者の皆さんが試合中にするべきことをまとめてみました。

この記事を書いているのせTです!

  • 小学3年生で野球を始め、中学、高校と野球を野球を続ける。
    東京の国立大学に進学し野球指導と麻雀に没頭する。現在も草野球で活躍(?)中。
  • 元中学校教師、現在は中学野球専任監督で4チーム目
  • 新採用から中学軟式野球の指導者を続けており、2023年で21年目。
  • 主な戦歴【文部科学大臣杯第12回全日本春季軟式野球大会出場/第39,42回北信越大会出場/第21回全日本軟式野球大会北信越ブロック大会出場】

ここでの名監督の定義は「選手の育成とチームの勝利の両輪を上手に回す監督」です。
高校野球の名将のようなイメージとは異なります。

目次

プレイボール時は投手を観察

プレイボールがかかる前から試合は始まっています。投手の投球練習です。
まず、その日の投手の調子をみます。1回の投球練習は7球!その7球がとても大切です。
(踏み込む足場6足半をつくり、1球目からバシィと投げ込む。2,3球ストレートで4、5球目は変化球、6,7球目はセットポジション。このルーティンは自分で決めさせればよいですね。)

1回の投球練習のときでは遅いのでは!?
ブルペンでの投球練習から見ていたほうがよいのでは!?
そこで、ボールのキレとか体のキレを見たほうがよいと思います

ガウス

もちろん!ブルペンでの投球練習もみます!
けれど、野球の七不思議の1つで
ブルペンで悪い時の方が、マウンドで良い投球ができる!
その逆もありますが、やはり試合のマウンドの投球練習が一番大切です

相手チーム投手も、自チーム投手も投球練習の様子を観察して、監督はピンと感じるものがあるといいです

「今日は△点勝負になるな!」

そして、試合が始まったら捕手も含めての投球のコンビネーションを観察します。

ストレート主体で攻めてきているな。1巡目はまっすぐ狙い、2巡目からは変化狙いかな。

相手チームの投手は初回からとばしているな。中盤か終盤勝負になるかも

自チームの投手は、ボールがきてないな。早めに継投を考えておいた方がよいかな

など、投手の調子を見極めていくことがとても大切です。
投手によっては、尻上がりに投球が良くなっていくタイプや、初回からガンガンきて終盤息切れするタイプなど、さまざまです。
練習試合で自チーム投手の特徴を把握し、その対応を準備しておくことがとても大切です。

我々が県大会で準優勝したときの投手は、尻上がりに調子をあげていく左投手でした。逆にいうと序盤に荒れて失点することが多かったです。そうなったら負けゲームでした。だから、初回と2回はいつも、とても心配でした。監督として心配そうな雰囲気は微塵も出しませんでしたが笑。序盤を0点で抑えれば自分たちの野球ができ、勝ちパターンに持って行ける!そういう勝ちパターンをもっているチームは強いですよね。

監督はベンチ内のどこにいますか?

ほとんどの監督はベンチの中では、ホームベースに一番近いはじっこにいるのではないでしょうか?
プロ野球や甲子園を見ていても、1塁側ベンチなグラウンドを見て左端、3塁側ベンチならグラウンドを見て右端にいるのが普通です。私はあえて

監督はホームから遠い側にいることを提案します!

選手による選手のための試合だから

試合は選手のプレーから始まり、最後のアウトをとるプレーで終わります。つまり、試合は選手のものなのです。
もちろん監督もサインを出したり、指示を出したり、選手交代を決断したりという采配で試合に参加しますが、やはりプレーする主人公は選手なのです。
だから、私はあえてベンチ内の特等席であるホーム側を選手に与えます自分たちで試合を盛り上げて、声をかけあい、練習でしてきたことを試合で発揮して欲しいのです。
ベンチ内のホーム側はたくさんの選手が出入りしたり、バッテリーに声をかけたりするのに、一番よい場所です。
選手自身で試合の流れを読むことができ、プレーの予測ができるようになれば、そのチームは絶対に強くなれます!

できれば監督の考えや采配を選手にできるようになってほしい!
そう考えています。

サインミスを減らすため

ベンチ内のホーム側はたくさんの選手が出入りして、とても混雑します。
指導者のみなさんも攻撃のサインを出しているときに選手が横切り

サインを出すときは横切るな!

と怒ったことがあると思います。
つまり、ベンチ内で混雑している場所でサインを出すから、誰かとかぶるのです。
誰にも邪魔されない場所でサインをだせばいいのです。
それが、ベンチ内のホームから一番遠い場所です。打者からは遠くなりますが、走者からは見やすくなります。
基本的に周りに誰もいないので、見やすいのです。

選手に聞いてみてもいいですね。
ベンチ内のどこからサインを出すと見やすいか。実験してみてください。
そういう小さい配慮が大きな収穫になるものです。
たしか、甲子園でも近江高校の多賀監督は、ベンチ内でホームから遠い位置に陣取っていたと記憶しています。

まとめ

試合前の準備がとても大切です。
野球は投手の出来が試合の8割以上の鍵を握っています。

まずは、投手チェックに時間を割きましょう!

理想のチームや選手が、監督の試合戦術やスタイルを理解して行動にうつせることです。
それがまだできない場合は、監督が試合を引っ張っていく覚悟が必要です。(本当は選手にまかせたいですが)
選手が自主的に率先して行動できるようにするために、あえて

ベンチのホーム側を選手に明け渡しましょう

自分たちの試合を、自分たちの力で勝つんだと自覚させ、考える力をつけさせるためです。
指導者は少し遠くからその状況を観察し、必要なときに救いの手を差し伸べるくらいでちょうどよいと思います。
そんな選手主体のチームを常に意識して作っていかなければいけません。
選手が自ら考え、自ら行動できるチームは、本当に強いです
そのようなチーム、選手は、指導者の想像の上を行きます!思わぬ好プレーが出ます

本日の野瀬塾はここまです。また、次回お会いしましょう!いいチームを作ってくださいね!!

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