監督として試合中に絶対に言わない言葉3選

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ガウス

こんにちは!のせTです!
12月に入り、野球はオフシーズンですね。
野球のテレビ放送もないので、寂しい季節になってきましたね。
我がチームも先週末に、今シーズン最終戦を勝利で終えました。
直近の4試合は、なんと!4連勝!
新チーム発足時の10連敗は、何だったのか!?
とても成長してきました!

今回のテーマは「監督として試合中に絶対に言わない言葉3選」です。

この記事を書いているのせTです!

  • 小学3年生で野球を始め、中学、高校と野球を野球を続ける。
    東京の国立大学に進学し野球指導と麻雀に没頭する。現在も草野球で活躍(?)中。
  • 元中学校教師、現在は中学野球専任監督で4チーム目
  • 新採用から中学軟式野球の指導者を続けており、2023年で21年目。
  • 主な戦歴【文部科学大臣杯第12回全日本春季軟式野球大会出場/第39,42回北信越大会出場/第21回全日本軟式野球大会北信越ブロック大会出場】
目次

2アウト3塁オッケー!

1アウト2塁の場面で、「走者を進塁させてもいいから、打者を必ずアウトにする」という意味です。
私はこの言葉を絶対に言いません。
2アウト3塁というピンチ場面の失点確率は2アウト2塁の3倍です(私の体感)
バッテリーはワイルドピッチが怖くて少々ボールが高くなります。
ボールが高いと打者のヒット確率が上がります。
守備もジャックルエラー(ボールの持ち替えで握り直しをしてしまうこと)で失点してしまいます。
打者のボテボテの内野安打で失点してしまいます。
2アウト3塁は、少し考えただけでも失点確率は、かなり上がります。
攻撃側から考えても、2アウト3塁は何か起きるぞ!と得点を期待します。
やはり、2アウト3塁は、できるなら避けたいです。

私はこう言います。

「2アウト2塁にする攻めの守りを考えよう」


アウトカウントだけ増えるような、守りを考えます。進塁打を打たせません。
特にバッテリーの配球が大切です
バッテリーは三振をとるか、内野フライをあげさせる配球を考えさせます。
投手の球威やコントロール、相手打者のレベルを総合的に考えて、捕手が配球を考えます
2アウト2塁にする練習を、実戦形式の練習や練習試合でたくさん経験しおくことが重要です。
だから、私は練習試合で簡単に「2アウト3塁オッケー」とは言いません。
常にアウトだけ増やす「攻めの守り」を考えさせます。
この小さい意識が、大会では大きさ差になって出てきます。
監督の小さい一言が、チームを大きく成長させるのです。

aerial view of sports stadium during daytime
ダイヤモンドは正方形

ストライクゾーンをひろげよ

2ストライクと追い込まれたときに、自チームの打者に言ってしまう言葉です。
私は絶対に言いません。選手にも言わせません。
2ストライクに追い込まれても、打者のストライクゾーンは同じだからです。
カウントによってストライクゾーンが大きくなったり、小さくなったりすることはありません。
見逃し三振をさせないために「ゾーンを広げなさい」と声をかけるのだと思います。
しかし、ゾーンを広げて振った結果、ボール球を振ってしまい三振というケースが増えてしまいます。

私はこう言います。

「きわどいボールはファールにしなさい」


はっきりストライクだと分かる投球は、当然、打者は打ちます。
打者が迷うのは、ストライクかボールか打者目線では分からない投球です。
ゾーンギリギリのボールはファールにします。
振り始めが少し振り遅れても、ファールにはできます。
それでオッケーです。
ストライクかボールか微妙な投球はファールで粘り、四球をもらったり甘いストライクを待ったりします。

ボールで勝負!

自チームの投手に2ストライクと追い込んだときに、監督が言ってしまうワードです。
打者はボール球を振るでしょうか?
基本的に振りません。
ストライクゾーンの際どいところは、前述のようにファールにしてきます。
私はこう言います。

「全力で腕を振りなさい!」


投手が全力で投げたボールには、魂がこもります。
うなりをあげて捕手に届きます。
打者のボールの圧に負けて、ボール球を振ってしまったり、ストライクを見逃してしまうのです。
ボール球を意図して投げた投球には、打者は反応しません。
全力で投げる球にこそ、反応します。

近年は、学童野球には投球回制限。中学野球には球数制限が導入されています。
無駄なボール球をなげている余裕はありません。
我がチームには「3球勝負」をすすめています。
投手の球数を減らすことが目的です。それは、投手のけが防止にもつながると確信しています。
指導者は2ストライク追い込んで、3球目にヒットを打たれると「どうしてボールを使わないんだ!」と激怒します。
それは、たまたまヒットになってしまっただけで「3球勝負」は打ち取れる確率が格段に上がります。
「3球勝負」は与四球の確率が低くなり、トータルでみれば被出塁率を下げています。
試合もスピーディに進行し、守備のリズムもよくなり、攻撃につながりますし、審判にも喜ばれます。(笑)
ぜひとも、3球勝負をおススメします。
ちなみに、3球勝負の話は映画「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」
を視聴して学びました。
故小林麻央さんが出演しています。小林麻央さんを懐かしむあまり、めっちゃ泣けます。(私だけかも・・・)
数少ない野球の映画で、理論的にも納得できる内容です。
投手の3球勝負の利点についても詳しく解説されています。

まとめ

私が口にしない言葉と、言っている言葉は「伝えたいこと」は基本的に同じです。
大切なのは選手を成長させるために、どんな言葉が最上級か指導者が考え抜くことです。
普段の練習から、言葉を大切にして指導にあたってください!

それでは、今回の野瀬塾はここまです!また、お会いしましょう!

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