県準優勝チームとの対戦を終えて

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ガウス

こんにちは!のせTです。
先週末に、我がチームの今シーズン最後の公式戦が終わりました。
今回はそのハイライトと対戦相手の県準優勝チームから学んだことを紹介します!

この記事を書いているのせTです!

  • 小学3年生で野球を始め、中学、高校と野球を野球を続ける。
    東京の国立大学に進学し野球指導と麻雀に没頭する。現在も草野球で活躍(?)中。
  • 元中学校教師、現在は中学野球専任監督で4チーム目
  • 新採用から中学軟式野球の指導者を続けており、2023年で21年目。
  • 主な戦歴【文部科学大臣杯第12回全日本春季軟式野球大会出場/第39,42回北信越大会出場/第21回全日本軟式野球大会北信越ブロック大会出場】
目次

地区予選会

今回の公式戦は新人戦地区ベスト8チームだけで行い、上位2チームを決めるトーナメントでした。
地区上位2チームは3月の県大会に進めるという重要な大会でした。
新人戦のベスト8が2ブロックに別れて、1日ダブルヘッダーで代表校を決めるという大会でした。

地区予選会の組合せ

我がチームの1回戦の対戦相手は、なんと!
秋の新人戦!地区準優勝かつ県準優勝のチーム
公式戦でも練習試合でも対戦したことがない、雲の上の存在のチームです。

我がチームの新人戦後

10月1日に地区新人戦が終わり、毎週末、練習試合を重ねてきました。
新人戦では念願の1勝できたのですが、その後の練習試合は連戦連敗。。。
0-10などの大敗することはなくなりました。
しかし、勝利までが遠く、4-2で勝っていて最終回に追いつかれて引き分け。0-1で完封負けなど。
惜しいけれど、まだまだ実力は及ばない試合が続いていました。
秋の新人戦後の戦績0勝3敗1引き分け。。。まだ勝ち星に見放されている感じです。。。
我慢が続きます。。。
地区予選会の目標は「コールド負けしない!~県準優勝チームに食らい付く~」

県準優勝チーム

準備こそ野球道

試合前にアップをしていると、同じ会場で相手の準優勝チームもアップを始めました。

その準優勝チームは常勝軍団ではなく、かなり久々の上位進出です。
新人戦の県大会出場は約20年ぶりらしいです。
選手数は12名で2年生が8名です。3年生が1名だったので昨年から常に試合経験を積み、新チームでブレイクした感じです。

このチームはどんなアップをするのかなーと観察していました。
20年間指導者をしていると、アップを見ればチームの強さがだいたい分かりますし、監督の目指している野球が見えます
例えば、ダッシュメニューの種類が多く、タイム管理をしながら走っているチームは、
走塁やフィジカル強化に特化してチーム作りをしているなと感じます。
足腰が鍛えられてるので、打撃のインパクトが強いかもしれない。外野は少し後ろに守った方がいいな。
など、アップから相手チームの特長を予想しておくと、試合が始まっても慌てることはありません。

準備こそ野球道

準優勝チームを即座に分析

さて、県準優勝チームのアップは一言でいうと「とても真面目でとても一生懸命
そのチームは田舎の中学校で、全校生徒約50名という本当に小さな学校です。
おそらく、学校生活も真面目で、きちんと過ごしているのだろうと目に浮かぶようなアップでした。
まず、12名の声のボリュームがとても大きい!
一人一人が全力で声をだしており、まるで30人くらいのボリュームでした。
そして、ダッシュが始まると、全員が全力で手を抜かずに最後まで走りきっていました
伸びる選手やチームの3要素「真面目さ、素直さ、謙虚さ」をすべて兼ね備えていました。
毎日、全力で走る選手は足がとても速くなります。「きっとバンバン盗塁をしてくるな。捕手に対応を考えさせないと」
トスバッティングを見ていると、全員が上から大根切りのようにスイングしゴロを打つ意識が徹底されていました。
最近のチームはのびのび打たせているチームが多い中、ゴロを打ち点を取るスタイルがチームに確立されていることを感じました。
試合前から相手チームの攻撃スタイルが分かりました。盗塁が必ずで、進塁打からきちんと点をとってくる。
「このチームは強い!」アップを見れば一目瞭然でした。運で県準優勝まで登りつめたわけではない。
自分たちの野球を全員が理解しており、毎日の練習で確率を高めていて、試合で実戦するだけ。

さて、こういう揺るぎない信念のあるチーム相手にどう戦おう!?

試合開始!

10月29日(土)11時に試合が始まりました。
相手チームは2番手投手が先発。エースはダブルヘッダーの2試合目に温存らしい。
まあ、当然の作戦ですね。私が相手チームの監督でもエースは温存します。

初回の攻防

初回、先攻の我がチーム。さあ初回の猛攻でエースを引きずり出してやるぜ!と言いたいところでしたが、
相手の2番手投手に内野ゴロ3つで簡単に三者凡退に討ち取られます。
1回の裏、相手チームの攻撃は先頭を四球で出塁させてしまいます。
0アウト1塁の初球に盗塁!うちのバッテリーはウエストしてセカンド送球!ストライク送球でタッチアウト!
見事!盗塁をアウトにしてその回は無失点で切り抜けます。
相手チームのアップをよーく観察しておいて良かったです。
1番打者は足が速いことが多いので、初球からスチールしてくると読んだバッテリーもナイスでした!
守備の勢いを攻撃につなげていきたかったのですが、さすがは県準優勝チーム。
守りにスキはなく、四球もエラーも出さず、我がチームの打線は抑えられていきます。

中盤の攻防


3回に、ヒットと送りバント四球などで、2アウト2,3塁のチャンスをつくりますが、冷静に討ち取られてしまいます。
その裏の守りは、2アウト3塁のピンチに。相手6番打者のサード前キュルキュル打球の内野安打で1失点
不運な点の取られ方で失点してしまいましたが、その後は0点で抑えました。

相手を焦らせれば勝ちが見えてくる!


5回を終わって0-1という、予想外の接戦。
相手チームのベンチからも「そろそろ流れを変えようぜ!」と檄(げき)が飛んでいました
勝っているのに悪い流れと自覚しているようで、予想外の接戦に焦っている様子が感じ取れました
それもそのはず、相手打者はダウン気味のスイングが多かったので、うちのバッテリーにはゆるい変化球を主体に配球を組み立てさせました
おそらく切るバッティングになって、遅い球にフライが多くなる、たまにくる直球に詰まるだろうという私の読みでした。
その読みが的中し、うまく相手打線を抑えることができていました。

最大のチャンスがきた!


そして、そろそろ点が欲しい6回表の攻撃。ヒットと2つの四球などで、2アウト満塁のチャンスをつくります。
この回は安定していた相手2番手投手が制球を乱していました。ここがチャンスだ!と思った瞬間に相手ベンチが動きます。

エース登場!


投手交代!背番号1のエースが登場です!
ついに相手エースを引きずり出しました!うちのベンチは大盛り上がり!やっと相手エースと対決できる!という嬉しさです。
相手エースはさすがに県準優勝という投手でした。球速は速く、コントロールも安定、変化球もキレキレ。
やっとつかんだチャンスでしたが、まっすぐ2つと変化球の3球三振で三者残塁で終わりました。

チャンスのあとにはピンチあり


「チャンスのあとにはピンチあり」とはよく言ったもので、ピンチをしのいで勢いをつけた相手チームは6回裏に3本の長短打を集めて3得点。
0-4となった最終回は、もう一度2番手投手が再登板し三者凡退でゲームセット
最後は地力を見せつけられ、下剋上はならず敗戦となりました。

やっぱりくやしい

善戦と言えば聞こえはいいですが、やはり勝ちたいです!
選手はいい試合をしたいのではなく、勝利を欲しています
11月も練習試合は行いますので、勝利を意識してさらにレベルアップしていこうと考えています。
そのためのどのような練習をしていけばよいのか考えるのが指導者の重要な役割です!

春の全国大会出場チームと11月対戦予定!

11月20日には今シーズン最終戦。県外遠征を行います。
そこで、2023年春の全国大会に出場するクラブチームと対戦するので、そこまでにどんどん上げていきます!
県外遠征の結果や詳細は、このブログでご報告します!

まとめ

  • 対戦チームのデータがないときは、アップを見ればそのチームの特長が分かる!
  • 相手の特長を把握した上で対策を立てればよい!
  • 試合に勝ちたいと思い続ける!
ガウス

それでは、今日の野瀬塾はここまです!
まだ野球シーズンは続きますので、頑張ります!
ありがとうございました!

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