小中高では、新人戦の真っ只中です。
どのチームにも、最高学年なのにスタメンで試合に出れない選手がいます。
そのとき、指導者は何を思い、どう行動しますか?
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最上級生でチームをつくる
基本的に人数がいるなら、私は最上級生でチームをつくることを優先しています。
小学生なら6年生、中学生なら3年生で、スタメンを固めます。人数が足りないときは、下級生もスタメンで出します。
このチーム運営には、賛否両論が絶対に付きまといます。
チームの勝利を優先しないのか!
下手くそな我が子を使い続けていただき
ありがとうございます。
うまい下級生がくさってしまうぞ!
指導者のおかげで、上のステージでも野球を続けると言っています。
うまいと思われる選手を試合に出すのか、上級生を試合に出すのか、
指導者のチーム方針しだい
私は高校まで野球を続けて欲しい、ぜひ硬式野球を味わってほしいという根本的な願いがあります。
人間どこで急成長するか、わかりません。大会のある瞬間に覚醒した選手もいまいした。
普段は下手だけど、大会では大活躍する選手もいました。
私には、野球を愛する選手の芽を摘むことはできません。
仙台育英高校の須江監督のように、数値で明確な基準を作成していれば、高校生なら納得できるかもしれません。
しかし、小中学生には心情的な部分が大きいと感じます。
それでも試合に出れない選手がいるときには
最上級生が9人以上で、13人いたら、そもそも4人は試合に出れません。
そういう場合の方が多いと思いますが、大切なのは選手に役割を与えてあげることです。
スタメンでは出れない選手には、1対1で話をします。
- 守備がうまければ、守備固め
- バッティングがよいので、代打専門
- 足が速いので、とっておきの代走
- 声が大きいので、ベースコーチ
その選手の特性を見極めて、役割を与えます。
押し付けではなく、話し合いをして、自分で決めさせることが大切です。
そのように試合での役割があれば、代打や代走で出ると、チーム雰囲気が明るく変わり、悪い流れも変えることができます。
スタメンで出れない選手の保護者には
親は我が子が試合に出れなくても、元気に家を出発して野球に行くのであれば、楽しく野球をするのであれば応援したくなります。
我が子が試合で出れないと泣いたり、練習に行くのを渋ったりすれば、親はどうしたらよいか分からなくなります。
指導者は、選手全員が野球を楽しくプレーできる環境や方法を考えればいいのです。
上記のように、選手に役割を与えて
代走でいけるように投手のくせを掴んでおいてくれ!
誰かに必要とされれば、人は嬉しくなり頑張るものです。もちろん、こちらも本当に頼りにしていなければいけません。
指導者は、子どもが頑張るように、その子にあった役割、居場所をつくってあげてください。
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