「ビヨンドマックス レガシー」を練習でどのように活用したらよいですか?という質問にお答えします!

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ガウス

こんにちは!のせTです。いきなり寒くなって、朝がつらい季節になってきました。
野球も大会が終わっていき寂しい季節になっていきますが、まだまだ野球への情熱は衰えません!
そんな熱い学童野球の指導者から質問をいただきました。

チームで初めてレガシーを購入しましたが、試合以外での使用のルールやどのような練習で使うか教えてください。
また、レガシーの保管方法について教えてください。

ガウス

お答えします!
その前に、レガシーについて初めて聞く方もいらっしゃると思いますので、簡単にレガシーについて紹介します。

この記事を書いているのせTです!

  • 小学3年生で野球を始め、中学、高校と野球を野球を続ける。
    東京の国立大学に進学し野球指導と麻雀に没頭する。現在も草野球で活躍(?)中。
  • 元中学校教師、現在は中学野球専任監督で4チーム目
  • 新採用から中学軟式野球の指導者を続けており、2023年で21年目。
  • 主な戦歴【文部科学大臣杯第12回全日本春季軟式野球大会出場/第39,42回北信越大会出場/第21回全日本軟式野球大会北信越ブロック大会出場】
我がチームも先週、2本目のレガシーを購入しました!
ビヨンドマックス レガシーのデータ
  • 正式名称はビヨンドマックス レガシー(2020年12月発売)
  • ミズノが開発したウレタン素材の高反発バット
  • 2002年にビヨンドマックスが登場してから7代目
  • 前作6代目(2017発売)のギガキング02よりも飛距離が7%アップ
  • 価格は約5万円

 今までのビヨンドマックスの中で最高に飛びます。
 たった7%と思うかもしれませんが、ものすごい飛距離です。
 レスト定位置まで70mとすると、レフトフライが70×1.07≒75m
 レフトオーバーになりやすいです。

飛距離だけでなく打球速度も上がるので、内野の間をぬけやすくなったり、ポテンヒットが増えたりと。
点が入りにくいイメージだった軟式野球がレガシーのおかげで、点取り合戦になりつつあります。
社会人軟式野球では、レガシーのおかげで、スタンドインのホームランが増えたと聞いています。
そんな魔法のようなバットがレガシーなのです

ガウス

さて、ご質問にあったレガシーをどのような練習で使うかについて解説していきます。

目次

素振りで使うこと

レガシーは高額なので、チームに1本しかありません。
しかし、選手全員に振り切れるようになって欲しい
レガシーを全員が使いこなせれば、チームの得点力が格段に上がります

レガシーを日替わりで家に持って帰らせ、全員に素振りをさせました。(学童は保護者の責任のもと)

選手も新しいバットでしかも噂のレガシーだったので、とても嬉しそうにスイングしていたのを覚えています。
ただ、試合ではレガシーを使うことを強制しませんでした。
レガシーを好まない選手もいるので、指導者としては使って欲しいけれど将来性や適性を考えて自分で選択させました。
チーム内でレガシーを使っていたのは、全員ではなく、長打を狙えるクリーンナップが多かったです。

練習ではフリー(シート)バッティングのみに限定しました

何回も繰り返しますが(笑)、レガシーは高額なので、すぐに壊れて欲しくはありません。
できるだけ長く使用したいですよね。それが人情です。

だから、練習ではフリーバッティングやシートバッティングだけ使用させました。

アップの中で行う練習では、レガシーは使用禁止にしました。
トスバッティングやバント練習では、金属や木製バットを使わせています

レガシーなどの複合系バットでのバントについては、どのような指導をされていますか?という質問もいただいており、それについては、近いうちに必ずこのブログでお答えします。
今、しばらくお待ちください。

レガシーでバッティングするのはフリーバッティングシートバッティングのみです。その理由は

  • レガシーでの打球感や飛距離を体感しながら、実力以上の飛び具合を確認する。
  • レガシーをトスバッティングで使用すると、打球が速すぎて近距離での守備選手にけがをさせてしまう危険がある。
  • レガシーの打球速度に合わせて、走者の感覚を調整する。内野を抜ける打球感、塁上からの外野への飛距離をみる。
  • レガシーの打球速度に合わせての守備練習もかねる。
  • レガシーで打つときの守備位置も考えられる。少し、さがるとよい

試合では、丁寧に扱う。保管も大切に!

試合では、レガシーの使用制限はしません。
ただし、四球などで出塁するときは、バットを地面にそっと置くように指導しました
ときどき甲子園で見る光景です。
選手もバットをそっと置くことには賛成みたいで、すぐにチーム全体に浸透しました。
道具を大切にすることは、他のことにも良い影響がありました。
レガシーだけでなく、自分のグローブやスパイクをこれまで以上に大切にするようになりました。
これを「レガシー効果」と呼んで、道具を大切にすることの素晴らしさを共有しました。

ガウス

なぜ、道具を大切にするのか?みんなは、周りの人のことは、もちろん大切だよね。チームメイトとか親とか。
道具を大切にするということは、そんな周りの人を大切にするということだよ。
道具を作ってくれた人、道具を買ってくれた親、それを使っている自分。
道具を大切にすることは、そのみんなを大切にすることだよ。

野球を通して、人間も教えたいですよね。やさしさを備えた人になって欲しいと、常に思い言葉をかけています。
やさしさこそが、人間の魅力だと思います!

レガシーの保管も大切にするという観点から、バットは立てて保管します。
家に持ち帰ることもあるので、ゴムの部分を守るという意味で、バットを立てて保管することを教えましょう。

まとめ

  • レガシーは全員が振れるようになってほしい。強制はしなしけれど。
  • レガシーを練習で使用するのは、フリーバッティングのみ!攻撃面も守備面も野球が変わるかも。
  • レガシー効果は、心を育てるのにも役にたつ。高い買い物だけに、効果は最大に!

それでは、今日の野瀬塾はここまです!次回は、ビヨンドマックスのバントについて語ります!ありがとうございました!

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