野球重大ニュースを徹底解説！部活動はどうなる！？地域スポーツクラブは！？

この記事を書いているのせTです！

中学校の部活動の地域移行 懸念受け対応見直し 政府

たいへん、重大かつショキングなニュースが飛び込んできました！

政府は、来年度から中学校の休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに移行する取り組みを始めることにしていましたが、地域によっては指導者や施設の確保が難しいという指摘が出されたことから、来年度は調査を行うなど対応を見直すことになりました。

教員の働き方改革などと両立させるため、政府は中学校の休日の部活動について、来年度から段階的に地域のスポーツクラブや文化芸術団体などに移行する取り組みを始めることにしていました。

これに対し自治体や学校の関係者から、地域によっては指導者や施設の確保が難しいという指摘のほか、新たに発生する費用など保護者の経済的負担が重くなるのではないかという懸念が相次ぎました。

このため政府は対応を見直し、来年度は地域の実情を詳しく把握するため調査や研究を行うことになりました。

全国でモデル校を選定して試行的に実施し、課題などを整理したうえで改めて本格的な実施の時期や方法を検討することにしています。

NHKニュース

議論する前から予想された課題では！？

指導者と施設の確保が難しいことは、「地域スポーツクラブ」の話題が発生した瞬間から予想できた課題です。

学童スポーツ少年団においても「指導者問題」は常についてまわる問題です。

「指導者が不足している」「ハード面の問題」を、今までは学校が！教員が！頭を使って、ボランティアで、自分の家庭を犠牲にして、部活動に取り組んできたから成り立っていたのです。

政府は、さらに調査をする！？来年度は調査だけ！？

じゃあ、我々は来年度もボランティアにいそしむわけですね・・・・・

本当に、部活動改革を実行するつもりなのか！？教員の働き方改革はどうなるのか！？

現場にいる者として「開いた口がふさがらない」とはまさしくこのことです。
「何を今さら！」と怒りが込み上げてきます。

地域の実情をぶっちゃける

私の地区でも、剣道部が土曜や日曜に地域スポーツクラブとして活動しています。

企画や運営は、剣道連盟です。

地区の剣道部員４０名程度が、武道館に集まり稽古をします。

選手にとっては、素晴らしい環境です。
部活動を離れた、地域スポーツクラブの望ましい姿かと思いきや。。。

土日の剣道指導をしているのは、何と「教員」です！

その教員は30歳代の男性教員で、剣道連盟から「競技力向上部長」に任命されて、土日ともに指導しています。

さらにあろうことか、剣道連盟から学校のほうに「剣道の指導で大変だから、学校業務を軽減させてほしい」と要望がありました。

何のための地域スポーツクラブ移行なのか！？本末転倒では！？

「地域スポーツクラブ移行の目的」は、教員の部活動担当の時間を少なくすることで、学校業務に専念する時間を確保するというものです。

教員が、生徒に向き合う時間や、学習指導の効果的な方法を考える時間を増やすために、地域スポーツクラブ移行が始まる予定なのに。
教員が地域スポーツクラブの指導者をしているのでは、改革の意味がまったくありません。名前が変わっただけです。

もちろん、「地域で教えたい！」という有志の教員はいますが、普段の学校の仕事は本当に忙しいです！

部活動に反対ではないが、そのやり方が問題

私も、20年間部活動をおこなってきたので、「部活動の教育的意義」や「選手との一生のつきあい」を否定するつもりは、まったくありません。

30歳をすぎても、私を慕って連絡をくれる教え子もいますし、教え子のおかげで学べたこともたくさんあります。

学校では問題行動を起こす生徒でも、部活動があるおかげで、問題を起こさず、グレずに中学3年間過ごし、高校に進学できた生徒もたくさんいました。

部活動は、たくさんの生徒の居場所を作れるし、集団行動、ルールや礼儀など、社会に出る前に学ぶことができる社会の縮図です。

下の本にも書いてありました。今は仙台育英高校の野球部部長をしている方の本です。
学校関係者だけではなく、たくさんの方に読んで欲しい1冊です！

まとめ

それでは、今日の野瀬塾は、ここまでです！また、お会いしましょう！

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